2020合格者インタビュー07(前原佑衣さん)

合格者インタビュー
前原佑衣さん
「己に挑む」
立教大学 社会学部 合格
前原佑衣さん
宇都宮女子高校卒
前原さん写真
得意な科目:
国語
苦手な科目:
理系科目
将来の夢:
メディア関係の仕事
1日の平均勉強時間:
平日→約5時間 休日→約9時間
受験を1文字で表すと:
高校時代に1番夢中になったことは:
部活(合唱部)
合格を確認した瞬間の気持ちは:
自分のやりたいことがしっかり学べるところに受かったので、とにかく安心しました!うれしかった!
01 「受験舎=私の日常」
受験舎
受験舎にはいつから通っていましたか?また通い始めたきっかけは?
前原
中学2年生の夏です。勉強が難しくなってきたあたりで、友だちに誘われて体験授業を受けてみたら、わかりやすくて雰囲気が良かったので、受験舎に通うことにしました。
受験舎
他の塾ではなく、受験舎を選択したのはなぜですか?
前原
学校と同じ授業形式の塾ではついていけないと思っていたところ、ちょうど受験舎の個別授業の形式が私に合っていたからです。
受験舎
中学部の良かったところ、役立ったところや思い出があったら教えて下さい。
前原
各自の習熟度や理解度に合わせて授業や宿題を進めていけたところです。着実に実力を伸ばすことができたと思います。思い出は、休憩に教室に置いてあったお菓子をみんなで食べながらおしゃべりしたことです(笑) あのリフレッシュの時間があったからこそ勉強を続けることができました。
受験舎
それでは高校受験で大変だったこと、思い出に残っていることはありますか?
前原
私にとって初の学力試験だったので、かなりのプレッシャーを感じていました。勉強の進め方はもちろん、精神面のコントロールの仕方もわからない状態でしたが、受験舎で先生方にひたすらそれらのことを教わったので、カバーできました。思い出は、合格発表で自分の番号を見つけたとき、すごく嬉しかったことです。それまでの苦労も全部忘れる勢いでした(笑)
前原さん写真1

受験舎
高校でも3年間受験舎に通ってくれましたが、高校部の授業で良かったところ、役立ったところがあったら教えて下さい。
前原
英語では、はじめは基礎の文法を丁寧に教えてもらい、身に付いてきたら徐々にレベルをあげながら長文に取り組めたところがよかったです。最終的に志望校の過去問に取り組むときに、自分の実力を確かめやすかったし、広い視野で問題の分析をすることができました。また授業でやる内容に加えて、自分が強化したい分野のプリントを自習用にもらえたこともありがたかったです。

数学は受験では使いませんでしたが、2年生までは学校で必修科目だったので、テストや課題に合わせて教えてもらいました。塾のプリントだけでなく、自分の教科書や問題集の問題についての質問もできたところがよかったです。また口頭だけではなくて、式や図を書きながら解説をしてもらえたので、とても理解しやすく役に立ちました。

国語は、塾の授業のおかげで、早い段階で古文の文法や漢文の句法を身につけることができたところがよかったです。受験の頃には古典が私の得点源となり、周りと差をつけるカギになりました。それに比べて苦手だった現代文も、塾のプリントや志望校の過去問で先生のアドバイスをもとに演習をかさねたところ、安定して得点できるようになったので、それもよかったところだと思います。
受験舎
お褒めいただきありがとうございます(笑)ところで印象や記憶に残っている現代文の「アドバイス」はありますか?
前原
間違えた問題や難しい問題があると、その傾向や解き方を丁寧に教えてくださいました。私には文章をオーバーに読んでしまう癖があって、それを先生に把握してもらっていました。そしてその癖で問題を間違えたときには、必ず声をかけてくださったので、自分の注意すべき点をはっきりさせて改善することができました。
前原さん写真2

受験舎
前原さんは受験舎の自習室をよく利用していましたが、どのくらい利用していましたか?
前原
週3~6日程度、特に授業の前後に利用していました。平日は1~3時間、土曜日は4~6時間です。

私は家では勉強できないタイプだったので、自習室はとても役に立ちました。静かな完全自習用のスペースと、授業教室の中にある少し音のある自習用スペースを使い分けられるのがありがたかったです。より集中したいときは前者、眠くなりそうなときは後者というように、そのときの気分によって場所を変えていました。自習室では、もちろん周りの人に迷惑をかけないようにですが、イヤホンで音楽を聴いたり、飲食したりできることも、長時間快適に勉強するのによかったと思います。
受験舎
受験舎では友達も一緒に通っていましたが、受験期において友達はどんな存在でしたか?
前原
元気の源でした。疲れたときや勉強が嫌になったときでも、一生懸命頑張っている友達の姿を見ると、私も頑張ろうと思えました。そして休み時間や授業終わりにくだらない話をすることで、疲れやストレスを吹き飛ばして次の勉強に進んでいくことができました。みんなには感謝の気持ちでいっぱいです。
受験舎
高校部で印象に残っている思い出があれば教えて下さい。
前原
受験舎が日常のひとつになっていたこと自体が思い出です。勉強に関しては、各自が自発的に励むためのサポートをたくさんしていただいた印象が強いです。その中で先生や友達と時にリフレッシュしながら、余裕を持って楽しく受験期を過ごせたことが何よりも良かったと思います。
02 「工夫」と「丁寧」
受験舎
ここからは勉強に関してお聞きします。まず、中学までの勉強と高校での勉強で一番違った点はどこですか?またどんなところに苦労しましたか?
前原
学校の授業の進度です。高校入学直後は頭の回転が先生の説明についていかない!!という日々が続きました。予習もすぐに追い越されてしまい、復習との兼ね合いにとにかく苦労しました。自分流のやり方をつかめば慣れてくるとは思いますが…!
前原さん写真3

受験舎
「自分流のやり方」とありますが、前原さんなりの具体的な方法や意識していたことなどはありましたか?
前原
学校の授業の予習、復習に関しては、時間割や先生の進度になれて、各曜日に何をどれくらいやるべきかを把握しておきました。1週間のサイクルを安定したものにしておけば、毎回余計なことを考える必要もなく、学習内容が身につきやすいと思います。高校の勉強は量も質も必要とされるので、とにかく要領良くこなしていけるこのような工夫をしようと意識していました。
受験舎
志望校や志望学部・学科はいつごろ決めましたか?また志望校を決めるのに特に参考にしたものは何ですか?
前原
高校1年生の夏頃です。私は中学生の頃からメディア関係の仕事に興味を持っていたのですが、高校に行ってからその内容を学べる、ある大学・学部があることを知りました。それから「自分の興味分野が学べる」ということを中心にして、他の大学も調べるようになりました。特に参考にしたものはオープンキャンパスです。実際に大学に足を運び、その雰囲気を感じることで、資料とはまた違った印象を持つことが多かったと思います。
受験舎
大学受験に向けた勉強を本格的に始めた時期とそのきっかけを教えて下さい。
前原
3年生のはじめです。きっかけは、単純に3年生に進級したことです。学校では3年生になると私立文系コースが選べて、受験用の教科に絞れたので、それに合わせて本格的に受験勉強を始めました。
受験舎
私立文系を選択することで受験教科を絞りましたが、絞ったことのメリット・デメリットはありましたか?
前原
メリットは、教科ごとにすみずみまで学べることです。志望校が私立大学だった場合、試験には細かい内容の問題が多いので、1つの教科にかける時間を多くして知識量を増やすことが必要でした。その点では、志望校に向けて効率よく勉強できたと思います。

デメリットは、視野が狭くなってしまうことです。私立文系を選択して理系教科をやらなくなると、それまで勉強してきたそれらの内容をどうしても覚えていられません。そうなると、現代文や英語の長文で理系の内容の文章が出てきたとき、苦手意識が強くなってしまい、実力が出しきれませんでした。
前原さん写真4

受験舎
高3の秋ごろまで部活があったと思いますが、部活との両立で大変だったことや、両立させるために意識していたことはありましたか?
前原
大変だったことは、部活後は疲れて何もできなくなることです。だから、なるべく塾の授業だけは集中して取り組むよう意識しました。そして全く集中できないと思った日は、あきらめて勉強自体をせず、休むことにしていました。だらだら勉強しても頭に入らなかったので。しかし、秋まで部活をやることが受験勉強に影響するとは思ってなかったし、実際そんなことはありませんでした。逆に部活のある毎日が、勉強の活力になりました。最後まで自信を持って部活を続けることができて、良かったと思います。
受験舎
前原さんは授業の際、いつもとても丁寧に学習し、疑問点があったら必ず質問してくれた印象がありますが、普段の学習の中で、自分なりに意識していたことや課していたこと、工夫していたことなどがあったら教えて下さい。
前原
疑問点はまず自分で考え、先生に質問して、その答えと自分の予想のズレを確認することを意識していました。自分の考え方や解き方が残りやすかったです。あとは、毎週日曜日に次の1週間の勉強予定を立てて、最低限それはクリアするように工夫していました。でもやる気がなくならないように、予定をぎっしりつめないようにしていました。
前原さん写真5

受験舎
おすすめの勉強法や参考書、問題集などはありますか?
前原
受験舎で授業を取っていた国語や英語は、基本的にいただいたプリントをしっかりこなすようにしていました。そのプリントだけでなく自分の問題集などでも、一度やったら必ず復習をするといいと思います。

その他に自分で学習した古文単語や英単語は、単語をプラスイメージとマイナスイメージで分けて、ニュアンスから細かい意味を覚えるようにしていました。長文に出てきたとき、その内容や雰囲気が理解しやすくなります。それぞれ単語や文法事項など、暗記が必要な本は3~5周しました。

日本史は、<教科書を読む→読んだ範囲の一問一答>の繰り返しがおすすめです。細かい知識で気になったことがあれば、物語を読む感覚で資料集に目を通すといいと思います。自然と詳しいことでも身につきやすいです。
03 「受験とは自分に挑むこと」
受験舎
「受験を一文字で表すと」に「挑」と答えてくれましたが、その理由を教えて下さい。
前原
受験をするにあたって、ただ志望校に受かりたいということに加えて、せっかくの機会を利用して、学力や体力、精神力などの自分の力がどこまで伸ばせるか挑戦しようと決めて勉強していたからです。
受験舎
なるほど。確かに前原さんは、コツコツと自分のペースを守りつつもこちらが要求したことはきっちりとこなし、最後には見事合格を勝ち取ってくれましたね。

それでは最後に勉強を頑張っている後輩の皆さんへメッセージをお願いします。
前原
高校生活はやることが多くて、とにかく忙しいですよね。時には勉強に疲れて、志望校をあきらめたくなったり、勉強自体をやめたくなったりすることもあると思います。でも最後まで自分の意思を貫いて、納得するまで受験にも自分にも挑んでいってほしいです。辛くなったら、希望の大学に通う自分の姿を想像してみてください。もちろんリフレッシュもたくさんしてくださいね。頑張れ!!
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