2020合格者インタビュー11(大釜璃美さん)

合格者インタビュー
大釜璃美さん
「メリハリが大事」
千葉大学 法政経学部 合格
大釜璃美さん
宇都宮中央女子高校卒
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得意な科目:
数学
苦手な科目:
英語
将来の夢:
検察官に興味があります。法律に関わる仕事がしたいです。
1日の平均勉強時間:
部活現役時 (平日)ほぼなし(土日)2~3時間
部活引退後 (平日)6時間(土日)9~10時間
受験を1文字で表すと:
高校時代に1番夢中になったことは:
部活(吹奏楽部)
合格を確認した瞬間の気持ちは:
嬉しくて飛び跳ねました。
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01 「受験舎での6年間」
受験舎
まずは、受験舎に通い始めたきっかけを教えてください。
大釜
中1の頃、父の勧めで入りました。
受験舎
受験舎に入ってみて印象はどうでしたか?
大釜
個別指導ってことと何より、教室の雰囲気がとても集中しやすく過ごしやすいと感じました。そして、先生もみんな温かくて大好きです。
受験舎
中学部で思い出に残っていることなどありますか?
大釜
一番印象に残っているのは、県立高校受験の前日に勉強しても不安になるだけだからと、話したことのない子も混じってゲームして遊んだことです。最初は意味あるのかなと思いましたが、あの日のおかげで緊張もほぐれて当日に全力を出せたと思います。
受験舎
高校でも3年間受験舎に通ってくれましたが、高校部の授業で良かったところはどんなところですか?
大釜
私は数学、英語、国語を受けていました。私は全ての教科において自分が納得するまで食い下がるし、自分がこうだと思ったらそれが間違いだと言われても突き通す頑固なところがあります。でも先生方は私の頑固な言い分も聞いてくださって、丁寧にどこが違うのか説明してくださいました。

22:00(授業終了時刻)をまわってもひたすら私の質問に付き合ってくださったり、授業時間外に質問に行っても答えてくれました。こういうところが学校の先生と違って塾だからこそ出来ることなのかなと思います。頑固な私が納得するまで付き合ってくださった先生方には本当に感謝しています。
02 「部活と受験勉強」
受験舎
部活と勉強の両立は大変だったと思いますが、苦労したことなどはありましたか?
大釜
私は吹奏楽部に所属していました。2つの役職を掛け持ちしていたり、大人数の部活だったということもあり、部活を引退する前は部活のことで頭がいっぱいでした。

ただでさえ中女の吹奏楽部は、朝練、昼練、放課後も居残り練習という様にほとんどの時間を部活に費やしてきました。その上、引退時期が他の部活よりも遅いので、教室で周りの友達が帰っていく中、自分だけジャージに着替えて部活に向かうのは正直焦りました。

ただ、部活を理由に勉強を疎かにしてはいけないと思って、自分なりに意識したことがあります。受験舎の先生に「メリハリが大事」と教わっていたので、部活をしているときは勉強のことは考えず、ここからは勉強の時間と決めたら部活のことは一切考えない様にしました。どちらかをやっているときにもう一方に気を取られていたら、どちらもうまく行かなかったと思います。頭をスパッと切り替えて臨む様に心がけました。
受験舎
大学受験に向けた勉強を本格的に始めた時期とそのきっかけを教えて下さい。
大釜
本格的に受験勉強を始めることができたのは、やはり部活を引退してからの9月からです。「受験は夏休みで決まる」とよく言われますが、吹奏楽部はその夏休みに1年で1番の大きいコンクールが開かれるので、周りはもう始めているという焦りを感じながらも、勉強よりも部活を優先にしていました。
受験舎
受験勉強を行う中で日々心掛けていたことはありますか?
大釜
生活面においては、睡眠時間を意識していました。私はどんなに勉強が切羽詰まっていても必ず睡眠時間は取るようにしていました。きちんと寝ないと翌日の集中力に影響が出ますし、体調も崩しやすくなります。特に私は他の受験生と比べて時間が少なかったので、風邪すら引いてる暇はありませんでした。手洗いうがいは帰宅時はもちろん、学校の短い休み時間の間も必ず行いました。

勉強に関して意識したことは、勉強の始めは単語や一問一答など簡単なものから取り組んだことです。 例えば最初から難しい数学の記述問題をやるよりも、単語を覚えるとか簡単な作業から徐々に集中力を上げていく方がその後の勉強も集中できました。
受験舎
受験までに時間が少なかったことで苦労したところはどんなところですか?
大釜
やった量で大きく差が出る社会などの暗記科目はセンター直前になっても、周りより本当にできませんでした。ただその様な教科は特に、受験日前日のギリギリまで成績は伸びます。冬休み前には7割程しか取れなかった理科基礎は、冬休みに集中して勉強したことで、本番は9割も取ることが出来ました。他の人よりスタートダッシュが遅れたとしても、その後の頑張りでいくらでも挽回できるんだなと、身をもって実感しました。
受験舎
部活終了前までにやっておけばよかったことはありますか?
大釜
勉強する癖をつけておけば良かったなと思います。放課後も土日も全部部活に費やしていたのが急に何もなくなった時、さあ勉強の時間となってもなかなか集中できませんでした。現役の時にわずかな時間でも、この時間からは机に向かうと決めて習慣づけていれば、もっと早くから受験モードに切り替えられたかなと思います。
受験舎
受験舎で受験勉強を行ったことでよかったところはありますか?
大釜
自習していて分からないことがあった時に、そのまま先生のところへ行けば解決できたことです。学校の場合、当然塾より生徒の人数が多いので先生が他の人と話し中だったり、部活の顧問だったりして席を外している時が多く、質問しに行くタイミングが後回しになっていって、結局分からないままその日が終わるなんて事もあります。でも受験舎であれば、休み時間などに先生にお願いすれば、授業が入っていない日でも丁寧に教えてもらうことが出来ました。そのような環境が整っている受験舎はとても助かりました。
受験舎
受験舎では友達も一緒に通っていましたが、受験期において友達はどんな存在でしたか?
大釜
吹奏楽部の子はいませんでしたが、合唱部の友達がいました。合唱部も同じく引退時期が遅かったので、その頃の不安や焦りを共感してくれて一緒に頑張ろうと思えました。部活が終わって自分が塾に来た時、既に友達が自習室にいるのが見えたりすると自分も刺激をもらえて、良きライバルにも思えました。 受験真っ只中のときは自分もピリピリしていましたが、ご飯の時は一緒に笑いながら食べてリラックスすることができました。受験が終わった今でも、定期的に塾のメンバーで遊んだりしています。
03 「おすすめの学習方法」
受験舎
おすすめの学習方法はありますか?
大釜
1つ目は「単語カード」です。私はサボリ魔なので、やった量に成績が比例する社会科目は大の苦手でした。千葉大は世界史のほかに倫理・政治・経済の科目も必要で、合計4科目の社会を必死に勉強しました。なかなか成績は伸びず、センター試験も迫る中で役に立ったのが、単語カードを使う方法でした。

これは小中学部に通っていた頃に教わったもので、間違えた問題があったら表面にその間違えた問題、裏面に正答を書くというものです。作るのに時間がかかりますが、自分のできないところが一気にできる様になるので、とてもお勧めしたいです。

自分で問題を考えなければならないものもあって、手書きで作っていくので単語カードを作っている間に覚えてしまうこともあります。社会に限らず、理科基礎に使ったりもしました。英単語や古単にも使えると思います。

2つ目は「巻末の索引(INDEX)を使う」ことです。例えば英単語帳を使っていて、やりこんでくると単語を場所で覚えてしまって単語帳で見ると意味は分かるのに、いざテストに出ると分からないという経験はありませんか?

場所で覚えてしまうほど単語帳をやり込んだときに使える方法が、その単語帳の索引を使うことです。私はシステム英単語を使っていましたが、その索引には単語毎にチェック欄があってチェックできるようになっています。本文中には小さくおまけ的な感じでしか載っていない派生語も索引に全て載っていたので、受験の終盤では私は索引を使って単語を覚えていました。

私の使っていた古文単語帳(桐原書店の古文単語351)など、ものによっては索引に単語が黒字、その意味が赤字になっていて、索引でも赤シートを使って暗記できるようになっているものもあります。

世界史を覚える上でとても役に立った参考書が「時代と流れで覚える世界史B用語」(文英堂)です。世界史は青い冊子で日本史は赤い冊子です。これは左側に年表や地図、右側にその時代毎の流れが文章になっていて、空欄がいくつかあり赤シートを使って隠して覚えられるものです。この流れを説明した文章をしっかりと覚えると驚くほどできるようになります。他の参考書と違うのは年表や地図がとても分かりやすいことです、テストに同じ地図が出てくることも多かったです。
04 「後輩へのメッセージ」
受験舎
千葉大学を選んだ理由があれば教えてください。
大釜
パワハラや過度の残業など、労働大国の日本は多くの労働問題があることを高2のときに知り、労働法を中心に学びたいと思い法学部に興味を持ちました。法学部のある国立は限られていて、その中で千葉大を意識するようになりました。
受験舎
何か後輩へのアドバイスはありますか?
大釜
受験する学校を決定する際に参考にしてほしいことがあります。もちろん自分の学びたいことが学べるという観点から決めるのが良いと思いますが、過去問との相性もとても大切です。私は滑り止めの大学を決める際に滑り止めだからと深く考えずに偏差値で決めました。

でも、いざ過去問を解いてみると自分にはクセが強すぎてそこの大学が1番難しく感じました。結果も滑り止めは不合格、滑り止めよりも偏差値が上の大学には合格することができました。偏差値にかかわらず問題との相性で合否は左右します。みなさんも受験校を決める際は1度赤本を手に取ってみるべきだと思います。

受験は最後まで何が起こるかわかりません。受験前日まで成績は伸びます。千葉大はD判定、良くてもC判定しか出たことがありませんでした。しかもA判定だった滑り止めが不合格でしたし。

受験をするということは、たくさん悩んで苦しいことも多いですが、私は辛いときに受験舎の先生や友達にとても助けられました。受験は辛いだけじゃなくて先生の偉大さや友達の大切さ、家族へのありがたみを感じられる良い機会です。自分自身も人として成長できます。皆さんが第一志望校に合格することを祈っています、頑張ってください!
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