合格者インタビュー
平井遥さん
質を極めて勝ち取った
京大合格
京都大学 農学部 合格
得意な科目:英語
苦手な科目:国語
将来の夢:特にありません
1日の平均勉強時間:
部活をしているとき テスト前だけ10時間
部活引退後 平日4~5時間 土日5~6時間
受験を1文字で表すと:我
高校時代に夢中になったこと:
部活(水球部のマネージャー)
合格を確認した瞬間の気持ち:
それまで感じていた不安やプレッシャーが
なくなり、好きなことを好きなだけできる
解放感がありました。
受験舎には最初は中学生の頃、次に高校2年の終わりから通っていましたが、受験舎に通い始めたきっかけは何ですか?また他の塾ではなく受験舎を選択したのはなぜですか?
中学生の時は仲のいい友達が受験舎に通っていて誘われたことがきっかけです。高校の時は周りの人たちが塾に通い始めて自分も入ったほうがいいかなと思い、中学の時に通っていた受験舎を選びました。私は教科によって得意不得意の差が大きかったので、自分のペースに合わせた授業が受けられる塾がよかったことと、部活が忙しく予定が変わることも多かったので、欠席しても自分のスケジュールに合わせて振替授業を受けられる受験舎に決めました。
中学生の時の受験舎の授業で良かった点や思い出などがあったら教えて下さい。
入塾したときは国語の基礎の基礎も知らなかったのですが、塾の授業を聞いて先生に言われたように予習をしていたら成績が大幅にあがったので本当に感謝しています。特にそれまでほとんど書く機会のなかった要約は、文章においてどの部分が重要かどうかを見極める力がついたので本当によかったと思います。
受験舎高校部では、国語が苦手ということで初めから最後まで国語の授業を受講していましたが、国語の授業を受けて良かった点や効果があったと感じた時があったら教えて下さい。
京都大学は理系でも国語の記述式の試験があるので、受験舎の授業では古文の記述問題や過去問を中心に勉強しました。秋ぐらいに過去問がすごく解きやすくなったなと実感し、8月と11月の京大オープンを比べると偏差値が11上がりました。
英語の授業も受講されましたが、もともと得意だった英語の授業をなぜ受けようと思いましたか?
京大オープンで目標よりも点数がとれず、癖のある京都大学の英語の問題は学校の演習だけでは足りないと思いましたが自分ではどのように勉強していいかわからなかったので授業をとろうと思いました。 受験舎の英語の授業では、過去問や英文和訳をやっていました。それまでは英文の意味はわかっていても上手く日本語に直せていなかったので、単語の意味よりもその文全体の構成がとらえられているかのほうが重要だということや直訳しすぎず意訳しすぎない訳しかたといったコツを教わりました。11月の京大オープンで夏と比べて偏差値が13上がっていた時に効果がでてきたなと実感しました。
京都大学の特色入試
平井さんは京都大学の特色入試に合格しましたが、なぜこの入試を受験しようと思いましたか?
農学部と経済学部のどちらにも興味があり食料環境経済学科という学科にひかれたことと、試験内容をみて英語が得意なので可能性があるかもしれないと思ったからです。
京都大学の特色入試の試験内容について教えて下さい。
私が受けた農学部食料環境経済学科では書類選考と学科試験とセンター試験の成績で合否が判定されました。学科試験では学科に関係する英語の長文を読んで日本語の記述問題に答える形式で少し数Ⅲ分野の問題も出ました。
京都大学の特色入試の対策として行ったことがよいことは?
私は11月まで部活をやっていたので、本格的に受験勉強を始めたのが周りの人よりも遅かったんですね。それなので、とにかく5教科全部の勉強を必死になってやらなくてはいけなくて。そんな中、塾の先生方は私に多方面からアドバイスをくれて、合格への道のりを示してくれたと思います。
実際に学科試験を受けてみて、手ごたえはどうでしたか?
入試が終わった直後は自分の実力を出し切れたので自信はありましたが、ほかの人がどのくらいできているか見当がつかなかったので合否に関してはよくわからなかったです。
学科試験合格後、センター試験では8割を取ることが特色入試合格の必須条件でしたが、実際に平井さんはセンター試験では結果として87%ほどという素晴らしい得点率でしたね。実際にセンター試験で8割以上を取るために必要なことは何だと思いますか?
学校の授業をしっかり受けることだと思います。
量より質の私の勉強法
部活をやっていたころの勉強時間について詳しく教えて下さい。
部活をやっていた時はほとんど勉強していませんでした。平日の帰宅時間はそんなに遅いわけではなかったですが、疲れていてしっかり睡眠時間を確保しないと学校で居眠りしてしまうので勉強よりも睡眠のために時間を割いていました。土日はほとんど1日中練習があったので家に帰ったらすぐに寝てしまい平日と同様に勉強はしていませんでした。テスト前の1週間は部活がなかったので、1日10時間くらい友達と一緒に勉強していました。
平井さんは高3の9月まで部活をやっていましたが、勉強と部活との両立で大変だったことや心がけていたことはありますか?
私は部活が大好きだったし勉強のモチベーションになっていたので大変だと思ったことはありませんが、部活をしていた頃は勉強に割ける時間が少なかった分授業をしっかり受けて、演習量を減らすためにひとつの問題をじっくり解くことを心がけていました。取り組む問題数は少なくても一度解いた問題は次に出たときに絶対解けるようになるまで完璧にしてから次の問題にうつるようにしていました。 部活を引退した9月後半から本格的に大学受験を意識して勉強しはじめました。引退してからもそれまでと同様にひとつひとつの問題に時間をかけすぎるぐらい考えて演習するようにしていました。
苦手教科について、克服するために工夫したことはありますか?
国語と化学が苦手でした。特に古単や無機・有機などの暗記系が苦手だったのですが、毎日その日までに覚えていたところの復習をするようにしていました。
高校3年間の勉強の中でこれをやっておけば良かったと思うことは何ですか?
1年生の頃からしっかり古文の暗記をしておけばよかったなと思いました。
視野を広げた小中学生時代
小中学生の頃は勉強とどのように関わっていましたか?また小中学生の頃の勉強や身につけたこと、経験したことなどで大学受験に役立ったことはありますか?
小学生の頃は一度も塾に通ったことはないし家でも勉強はほとんどしていませんでした。成績も普通くらいだったと思います。中学生の頃も家庭学習はほとんどしていませんでした。受験期に受験舎に通っていた以外は学校の授業を受けていただけです。ただ、小学5年生から中学2年生までアメリカに住んでいたという経験は英語力だけでなく視野が広がったという意味でも大学受験に役立ったと思います。
高校受験ではなぜ他の高校ではなく、東高を志望したのですか?また東高は中高一貫の生徒が多いと思いますが、東高のメリット・デメリットがあったら教えて下さい。
他の高校は学校見学に行ったときに雰囲気が何となく自分には合っていないなと感じたのでやめました。 東高は、2歳年上の姉が通っていて、自由そうな学校だなと思って志望しました。 メリットは学習環境が整っていることだと思います。周りの同級生も勤勉で志の高い人が多く、先生方のサポートも手厚いです。 中高一貫の東高に高校から入学するということに関してはそのことをデメリットだと感じる人もいると思います。実際、入学してすぐは「中学からいる人のほうができる」と言う先生もいましたし、中学受験して入学してきた人たちが質の高い授業を3年間受けているのでそれは事実かもしれません。それでも個人的には高校から入学することにはメリットがあると思っています。それは、勉強は高校に入ってからでもどうにでもなるし、地元の中学校に通っていろんな人と知り合えたからこそ偏差値とか大学名が重要なわけではないと学べたと思うからです。
最後に
「受験を1文字で表すと?」に「我」と答えてくれましたが、どういう意味でしょうか?
他人と比較せず自分を保つことが大切なのと、もともと勉強が好きではないことに加え、部活を引退して受験期になると自分の自由な時間が増え友人と遊びたくなってしまったので、それを我慢して勉強することは後悔しないために必要だと思ったからです。
それでは、最後に京都大学を目指す後輩の皆さんへメッセージをお願いします。
応援してます。