合格者インタビュー
岡部充穂さん
継続性と自己肯定感
筑波大学 人間学群 障害科学類
公募推薦 合格
得意な科目:数学
苦手な科目:
苦手意識のある教科はなかったが、点数が低かったのは化学
将来の夢:
特別支援学校教諭が有力だが、障害についてもっと研究を進めたいと思っている
1日の平均勉強時間:
部活引退前:
部活がある日は約1〜2時間
部活が休みの平日は約4〜5時間
休日は家にいるとできないタイプだったので、ほぼやらないか場所を変えて5,6時間くらい。
部活引退後:
平日約8時間
休日約13時間
受験を1文字で表すと:耐
(長期間の勉強やストレスに耐える)
高校時代に夢中になったこと:
部活
合格を確認した瞬間の気持ち:
嬉しさよりも安心という感じ
岡部さん、筑波大学合格おめでとう!
ありがとうございます!
では、インタビューを始めますね。いつ入塾しましたか?
高1の春ですね。
なぜ受験舎に入塾しようと思ったの?他の塾は考えなかった?
ちょうど姉が受験舎に通っていたからです。他の塾は考えませんでした。
受験舎の最初の印象はどうだった?
最初の説明を受け、丁寧な印象を受けました!
通い始めて、印象は変わったか?
丁寧な上に勉強以外の話もできて、温かく通いやすいイメージを持ちました!
良いこと言ってくれるなー。ありがとう!では、高校に通い始めてから中学校時代と比べて勉強時間、やり方など変化があった?
じゃぁ、塾に通っていたことによって、通っていなかったと仮定したときと比べてどのようなプラスがある?
作新中だったので中学も電車通だったんですけど、高校では早い電車にして朝学校で勉強していました。その分勉強時間は増えました。
勉強時間が絶対確保されるので授業に置いていかれませんでした!また、自習室があるので、勉強場所に迷わなかったところが良かったですね。
確かに岡部さんは、定期テスト前などは特にずっと自習スペースにいたのは印象的だね。
では、次は各教科について質問したいと思います! 推薦の受験では使用しなかったと思うけど、塾で数学を受けて、どんなことが役に立ちましたか? 数学の授業で印象に残っていることはある?
自分で解決できない問題や解説を見ても分からない問題の理解がしやすかったです!数学が好きだったので塾で解法を先生と考えながら難しい問題を解くのが楽しかったですね。受験期のメンタルが保っていられたのも数学があったからだと思います。
では、小論文の授業を受けて、どんなことが役に立ちましたか? また、小論文の授業で印象に残っていることはありますか?
学校で小論文を先生に見てもらうにはどこか抵抗があったので、塾で見てもらうのは本当にありがたかったです。なかなか聞けないような貴重な話や視点の違う考え方を聞けたり、社会情勢などを討論したりして、自分の考えが豊かになると同時に、面接で何を聞かれてもすんなり答えられるようになりました。
英語はどうですか? 英語の授業で印象に残っていることはある?
中学の時はあまり英語が得意ではなかったので合格できるぐらいの実力になれたのは塾に行っていたおかげだと思います!また、入試の赤本には答えがついてなかったので、先生に答えを見てもらって、解説まで丁寧にやっていただいたので、本当に助かりました。学校での出来事とかも喋って楽しかったですね。
確かに学校のこととか、部活でケガしたしたこととかよく話してくれたよね(笑) 本当によくケガしてたよね(笑)
本当そうですよね!(笑)
すみません(笑)話が脱線してしまいましたが(笑)。 その他で印象に残っていることはあるかな?
学校の友だちも受験舎に通っていたので一緒に行ったり、長期休み中も会えてモチベーションになりました。
確かに楽しそうに授業中に話が止まらずによく自分に怒られてたよね(笑)
そうですよね!(笑)
では次に・・・家から遠い塾だったにもかかわらず、受験舎に長く通ってくれた岡部さんにとって、受験舎の良さは何ですか?
個別指導で1人1人に対応してくれる点ですね。あと、私は電車通だったので駅から近いのも通いやすかったし、学校からも行きやすかったです。
入試
受験を意識し始めたのはいつから?
2個上の姉が受験生だったので、意識し始めたのは高1の頃です。
確かに入塾した時から気を抜かずにずっと勉強してきたって印象だね! そこから勉強量や内容は変わった?
勉強量や内容は大きく変わってはいないんですけど、受験科目を明確にしてからは共通テストで使うのか二次で使うのかを意識して、記述を重点的にやるかマーク対策をするか分けました。
なぜ、いつから筑波大学を志望したの?
弟の影響で特別支援に興味があったので、高1の時の筑波大を卒業した担任の先生に相談した時に、筑波にある障害科学をおすすめしてもらいました。その時から第一志望はずっと筑波大です。
確かに、志望校が筑波に決まってから一度もぶれなかったよね。 では、推薦を考え始めたのはいつからですか?
高2の時からです。姉が、受験生だったとき周りで推薦で決めてる人がいたので、姉や母から「推薦受けてみたら?」と提案してもらいました。
推薦を受験するために意識したこと、実践したことは何かある?
定期試験は確実に点数を取ること。あと、英検も受験し、その他調査書に書けそうなことを増やそうと様々な講座に申し込みました。
どんな講座に申し込んだの?
学校の探究活動として募集があったSSH指定校の交流会に行き、生物実験や関東の高校生と探究活動について話し合いをしました。宇都宮女子高は今は指定校じゃないんですけど。
あとは、生物選択だったので宇都宮大学のバイオテクノロジー講座に行ったり、筑波の障害科学類の模擬講座に申し込み、全国の高校生と教授たちとディスカッションしたりしました。
なるほど!その積極性が合格につながったんだね! 合格するまでは一般受験も視野に入れていたと思うんだけど、勉強するうえで、その2つの試験に対しての勉強の両立はうまくいってた?工夫したことなどはあるかな?
推薦は落ちることを想定し、推薦の過去問を解きつつも共テ対策を徹底しました。推薦入試の1、2か月前からは推薦の過去問に集中しました。両立はできていたと思います。
予習・復習や定期試験対策など学校の勉強と、受験勉強との割合はどのくらいだったかな?各学年ごとに教えてください。
1,2年の時は部活をやっていたので、定期試験前の部活が休みの時にひたすら定期試験対策をしていました!また2年の時は予習の習慣が定着し、必ず授業の予習をしていました!でも、まだこのころは過去問などは手をつけていませんでした。 3年になってからは、一学期の期末試験までは、定期試験の成績が大学に送られる成績に反映されるるので、部活もあってそこまで時間に余裕もなく、変わらず定期に集中していました。
9月くらいからは、塾で、過去問を用意してもらったり、過去問をやり始める時期に声をかけてもらったりしていたので、いつの間にか過去問をひたすら解くようになっていました。
推薦入試のために重要な定期試験で、岡部さんはいつも好成績を収めたと思うんだけど、定期テストではどのように勉強してたの?各教科ごとに教えてください。
定期は学校の先生が作るものなので、どの先生が作るか、どんな傾向があるかを探っていました。 国語はとにかく先生に質問し、数学は4stepという問題集と教科書の練習問題で分からない所を塾で解説してもらい、英語はまず授業に集中し、直前は塾でも定期対策の時間を設けてもらいました。 理科は学校の問題集をひたすら解き、教科書を読み込み、地理は教科書を読み込んで自分でまとめノートを作ってました。
各教科について、受験勉強に役に立った教材や、学習方法はある?
学校でもらった問題集だけで、自分で参考書を買ったりなどは赤本ぐらいしかしていません!英語は通学中ひたすら、学校でやっていた「システム英単語」という英単語の本をやり、あとは過去問の英文をずっと読んでいました。
たくさんケガしながら、運動部で部活を頑張ったと思うんだけど(笑)、部活と受験勉強の両立はうまくいきましたか?
そうですね(笑)、両立はできていたと思います。
部活をやっていて、良かった点、悪かった点はある? また、部活と勉強の両立のため工夫したことなどあった?
部活で友達と喋ったり、大会が定期的にあったことで大会のために練習に打ち込むことで、勉強だけに縛られず、勉強からの逃げ場になっていたと思います。強いて言えば定期テスト期間と大会が被ったり、修学旅行と大会が同じ週になったときは朝練昼練をしたり忙しかったんですが、私は忙しいことが好きなのでそれもいい思い出になりました!
推薦で面接があったので部活をやっていたということは話のネタにもなりましたね。
確かに、岡部さんが部活の大会と定期テスト期間が重なっていて、本当に忙しそうにしていたのは印象的だったね。 では、受験で一番大変だったことはなんですか?
メンタルの維持です。特に推薦が終わってからの結果待ちの時間は何にも集中できなかったです。切り替えをしなきゃいけないとわかっていても、私は簡単には切り替えられませんでした。
その大変だった期間をどう乗り越えたの?
推薦入試前までにしっかり共通テストの対策をしていたので、いまいち勉強に集中できなくても、学校で解く共通テストの過去問では点数を落とさずにいられました。あとは、塾だけでなく駅やカフェで勉強したり、友達と喋ったりして気を紛らわせてました。
受験期に、これだけは自分をほめられるということを挙げてください。
自己肯定感の高さだと思います。推薦の準備している時に周りの人達に「絶対受かる」、「落としてたら大学を疑う」などとおだててもらっていたので、自信がついて、落ちるわけないというメンタルで入試に挑めました。そのおかげかすごく簡単に感じました(笑)。
これからの受験生へ
受験科目(小論文・英語)に関して、どのような対策をすべきかな?
小論文は早めの対策をした方が良いです!私は高3の春から塾で授業を取っていましたが、学校で小論文の説明を受けたのはもっと遅かったので、早めからやっていた方が焦らないし、多く問題も解ける分考えが豊かになり、どの問題にも対応できるようになると思います。あと、私は受験期に新聞を読み、社会情勢をしっかり追い、政治情勢や国の政策をチェックしていました。テレビの国会中継を見ながら、討論に自分も入ったつもりになって言われたことに対して意見を出すようにしていました。そうすることで面接の練習にもなったかなと思います。そして先生とディスカッションもしていました。
英語は過去問を解くだけで終わりにしないことが大切だと思います!私は、過去問を解いたあとも全文和訳したり1つ1つ文法を確認し、先生にたくさん質問をして、1つの英語論文に対し4,5周して抜けがないようにしました。
受験本番の注意点、アドバイスはある?
最悪な時の想定をしておくことです!最悪な時というのは、英文が全然読めなかったり面接で何も話せなくなってしまうような時のことです。そうゆうシーンを前持って想像しておいたんです。想像したからといって「じゃあその時はこうしよう」と具体的に対策を練っていたわけではないけど、「そうなることもあるよな」と心の準備はしておいたことで焦らず試験に挑めたのかなと思います!
あとは自分の意見をしっかり持っておくこと。私は、新聞を読んだりテレビの国会中継を見たりしながら、私はこう思うと意見を言うようにしていたので、小論文の内容も考えやすくなったし面接では何を聞かれてもすぐに答えられました。
あとは下見に必ず行った方が良いです。私は、宿泊しているところから大学までの行き方や受験場所を確認するために、高校を前日丸一日お休みをして行きました。そのときに受験者数や注意事項などの情報が掲示板に張り出されていて、受験者数と募集人数から倍率が知ることができました。倍率が大幅に上がっていたことを知り、とても驚きました。もし当日に知っていたら試験直前に不安になっていたでしょうが、前日に知れたことで心の準備ができたというか、動揺することなく落ち着いて試験に臨めたと思います。
その他に伝えたいことなどはある?
公募は指定校とは違い、学校で推薦してもらっても必ず合格するとは限らないので、早めに決まりたいからなどという理由で安易に推薦を受けようとするのは危険です。どうしてもそこに行きたいという意志があるなら、行ける機会を少しでも増やすために受けるというぐらいの気持ちの方が良いと思います。
貴重なアドバイス、ありがとうございました! これからも変わらず前向きに頑張ってください!岡部さんが夢を実現できるよう、応援しています! 本日はありがとうございました。